御杖村と倶留尊山を望む 八丁平にて

　2009.01.25　晴れ曇り　　　みつえ青少年旅行村から三峰山往復の行程時間：約３時間５５分（休憩含む）

　行程：榛原駅9:20＝（霧氷バス）＝みつえ青少年旅行村10:15―（登り尾登山道）―登り尾避難小屋10:45―不動滝コース合流点11:30―三峰山山頂（1235m）11:55―12:10八丁平（昼食）12:40―登り尾避難小屋13:40―14:10みつえ青少年旅行村14:55＝（霧氷バス）＝榛原駅

　メンバー：ｈｉｒｏ、ｍｉｌｉｏｎ　（２名）

　「週末は寒波が来て、寒いようだ。」の話に、それなら高見山か三峰山に行かなければと会社の中の雑談の中で思っていた。行くなら久し振りに三峰山が良いかな。こんなに暖冬が続いたので、やはり土曜より、日曜の方が期待できるだろう。

　当日、鶴橋のホームで電車を待っていると、かなりの雪が降ってきた。大阪では久し振りに見る雪だ。「今日は吹雪きの中の登山になるかも知れない」などと、話し合ってもいたのに・・・。

　八木辺りで本を読むのを止めて、車窓を見る。大阪ではあんなに降っていたのに、この辺りは雪が降っていないようだ。それに、山を眺めても何処にも雪景色がない。電車の中も陽光浴びて、ポカポカとして暖かい。この辺りは寒波どころか暖冬がまだ続いているようだ。

　榛原駅はいつもの混雑さがない。今日は霧氷が望めそうにないことを既にネット等で知っているのか、霧氷バスの往復切符を買う人の行列が少ない。これは三峰山も高見山同じようだ。とりあえず、切符を買って霧氷号に乗り込む。やっと、1台目が満員になり出発することになる。溢れた登山者たちの数も少なく、これでは２台目のバスは満員にできずに出発しなければいけないだろう。
みつえ青少年旅行村にて 登り尾避難小屋にて
　御杖村近くになってバスの車窓から薄っすらと雪景色が見えるが、この季節に来て、これほど雪のない御杖村は初めてだ。みつえ青少年旅行村では『霧氷まつり』の幟が何本も立てられているが、まるで雪はなく、風も穏やかで、とても霧氷は望めそうになさそうだ。旅行村から眺めると、三峰山も山頂辺りだけが雪化粧をしているようだが、それ以外は殆ど雪がなさそうだ。

　木橋を渡り、登り尾登山道の杉林の中の道に入る。登山道に雪は殆ど無い。坂を登っていると、汗を掻きそうなぐらい暖かく、防寒着も脱ぎたくなるぐらいだ。寒波予想が外れたのか、ちょっと残念だ。鶴橋駅ホームで感じたことが、嘘のようだ。

　丁度３０分程で、登り尾避難小屋に到着する。ここは陽だまりの場所でもあるので、小屋の屋根に積もった雪もどんどん解けているようだ。小屋の中には三峰山２０回以上の登頂者の札が掲示されている。どうやら、近くの名張市に住む人が多いようだ。
登り尾避難小屋からの登山道 微かにあった樹氷道で
　登り尾避難小屋の近くの小高い山への階段道を登れば、すぐに植林の中の登山道になる。見晴らし場から眺めると、学能堂山は山頂は雪景色であるが、倶留尊山側の山稜には雪がなさそうに見える。

　2300ｍの道標を過ぎ、次に1600ｍの道標がある。次第に雪は多くなってきたが、それでも登山道が白く覆われる程度で深さはない。

　不動滝コースとの合流点の避難小屋を過ぎた辺りから、梢に幾分樹氷を見ることができたが、それも微かで、樹氷は完全に落ちてしまっている。この季節の三峰山に来て、樹氷を見れないのは初めての体験だ。ｈｉｒｏは前回の三峰山でも、こんな風だったようだ。
　　
三峰山山頂（1235ｍ）にて 八丁平にて
　八丁平への分岐道を山頂側に歩く。山頂近くの木々の梢にも樹氷はない。しかし、積雪は随分深くなっている。

　合流点の避難小屋に寄らなかったためか、予定より随分早く三峰山山頂に到着する。旅行村から１時間４０分程で登って来たことになる。今日は山頂から眺めを愉しむだけだが、空は先程の見晴らし場より暗くなり、眺めも堪能できそうにない。

　八丁平は日当たりが良いためか、雪は殆ど解けていた。正面に迷岳を眺めながら、昼食にする。幾分、雪景色の多い辺りが明神平辺りだろう。後ろのピークが明神岳だろう。

　昼食後の下山は、三重県との境界線になる尾根沿いの新道コースを歩くかと迷うが、樹氷もないので来た道を戻ることにする。
登り尾避難小屋から みつえ青少年旅行村で
　下山は登りの時以上に雪が解けて、凍った箇所も何箇所かあったのだが、それもなくなっていた。姫石の湯へ行くバスの時刻を旅行村での上山時に放送で流していたが、その時刻である１４：４５迄には、十分到着できそうだ。しかし、今は温泉へ行く気力もなくなっている。

　青少年旅行村に到着したのは１４：１０だった。今までここに来て、最も早い帰着になった。榛原駅に向かうバスは、姫石の湯に向かうバスが行ってからの１５時ぐらいになるらしい。それまで、ここでのんびり酒でも呑んで待つしかないようだ。本当に寒波はどうなったんだろう。