登山口バス停付近から山頂を望む	ダイアモンドヘッドからワイキキの見晴らし

2013.06.13　快晴　　　往復の行程時間（休憩含む）：１時間　（上山・直登の階段コース：３０分、下山・緩やかな階段コース：３０分） 　行程：ダイアモンドヘッド登山口バス停8:20―トンネル入り口8:40―山頂へ直登の階段前8:45―ダイアモンドヘッド山頂（232m）8:50―ダイアモンドヘッド登山口バス停9:20 　メンバー：ｍｉｌｉｏｎ（単独）

ハワイは４回目になるが、ダイヤモンドヘッドはまだ登ったことがなかったので、今回のハワイ観光では是非登ってみたいと思っていた。ご来光を目的にした早朝登山のオプショナルツアーもあったが、時差ボケで起きられるかの心配もあり、単独で行くことにした。 　海岸沿いの道からトンネルがあり、そこを抜けるとダイアモンドヘッド登山口のバス停だった。ダイアモンドヘッドは阿蘇山を小さくしたような外輪山だった。城壁のような岩峰で囲まれた内に平原が拡がっている。広大な土地だが、自然のままで、勿論農地はない。日本では考えられないように思う。

登山口バス停から外輪山の山頂を望む	外輪山に囲まれた平坦な道を歩く	ダイアモンドヘッドのモニュメント

ダイアモンドヘッドの最高峰はバス停からだと外輪を丁度直線で結ぶような位置にある。バス停近くの小屋で登頂記念券（＄１）を売っていたので買う。公園内の維持費に充てているのだろう。ダイアモンドヘッドの石碑より最高峰への車道が続いているようだ。

目の前に最高峰の山頂が見える	最高峰近くの城塞のような山容	たくさんのハイカーで賑わう道

枯れ芝に囲まれた道をたくさんのハイカーが歩いている。みんな普段着姿で、登山着姿は誰もいない。勿論、登山靴は誰も履いておらず、みんなスニーカのようだ。平日だというのに家族連れの人が結構多いようだ。殆どが旅行者なんだろう。ハワイは何処も日本人が多いが、ここは外国の方達の方が圧倒的に多いようだ。

登山道は殆ど柵がある	前方上部にトンネルの入り口が見える

最高峰の取っ付きより登り始める。登山中は立ち止まるなの英語標識のみが至る所にある。登山道には柵があり、道もでこぼこがなく、整備されている。城塞のような岩山をジグザグに登る。前方の斜面を登る人達を見ながら登る。前方上部にトンネルの穴に続く階段道が見える。登山道でトンネルを潜るのは珍しく思う。他に道を造れなかったか疑問だ。トンネルにする方が費用が余計にかかるだろうが、面白さでトンネルにしているのかも知れないと思う。

トンネル入り口への階段	トンネルを抜けると見晴らし場	見晴らし場から直登の階段道

トンネル入り口への階段道を登り、狭くて暗いトンネル道を歩く。下山者とすれ違うのがギリギリの幅しかない。登山者が多いから、女性でも怖くはないだろうが、人の少ない時は少し恐怖感を誘いそうだ。暗いトンネル道を抜けると左に見晴らし場に続く道と右に直登の階段道が続いている。山頂へは見晴らし場から緩やかな道もあるが、上山は直登の階段道を登ることにする。ここを上山や下山で使う人は少ないようだ。

見晴らし場から灯台のある海	山頂への最後の階段	直登の階段道以外に緩やかな登山道がある

ダイアモンドヘッドからワイキキの街	ダイアモンドヘッドからカハラの街

階段道を登り切ると、灯台を登るような螺旋状の鉄の階段があり、そこを登ると緩やかな登山道との出合になり、白い砦のような山頂はもうすぐのようだ。東側はすぐ海になっていて、白い灯台が建っていた。山頂への最後の階段道からワイキキの街の見晴らしは良くなる。振り返れば城塞のような外輪山の向こうにカハラの街が見える。 　山頂の見晴らし場はたくさんの人で賑わっていた。ここから見るワイキキの街の眺望は最高だ。今までダイアモンドヘッドを後ろに控えたワイキキの街の絵ばかり見ていたので、反対から見る絵は新鮮な感じがする。 　ハワイに来てびっくりしたのは、晴れているのに局部的な雨が降ることである。ここもこんなに快晴なのに、山側は雨が降っているように靄が懸かっている。

ジグザグに進む道	緩やかな坂道	登山道の入り口付近

下山は直登の階段道を避け、緩やかな登山道側を歩く。下りるに従い、カハラの街が徐々に城塞のような外輪山に隠れる。見晴らし場を最後にトンネル内に入る。ここからは外輪山より向こうの景色が見えなくなる。上山者と出会う度に、日本のように挨拶できたらと思うが、こちらでは無言が普通のようであるらしい。 　短時間で往復できるので、登山というより散歩感覚に近いトレッキングであった。魅力はやはり山頂からの眺望だろうが、平地に下りても、外輪山の景色を見ながら歩くのは愉しいものだ。移動を含めても２時間程で登山が愉しめる観光客にとっても気晴らしになり、丁度良いと思う。 　『日本の方も、ハワイでの２時間を、ダイヤモンドヘッドトレイルに使いませんか？』